1966年のベルリン・フィルの日本公演は、東京、大阪以外にも各都市を廻った。
大阪公演の翌日、カラヤン夫妻は奈良散策を楽しんだ。
東大寺や春日大社での写真が残されている。
もちろん大仏殿の中にも入ったことであろう。
鹿にエサを与えている一方、カラヤンは8ミリカメラを構えている。
これは日本製であろうか?
日本の最新技術には、いつも関心を示すカラヤンの姿がある。
また、残された写真の内、オートバイにまたがっている一枚がある。
これは、高松から松山に向かう途中で、愛媛県警の交通隊に先導してもらい、白バイ運転手の交代の時にカラヤンが乗車させてもらったという。
もちろん走ることはなかったと、写真のキャプションは伝えている。